2011年06月29日 Sustainable Energy (持続可能なエネルギー) ニュースを見ると、毎日「首相は、早く退陣しろ~~~」という政治家たちの声が報道されていて、ほんとうにがっかりしてしまいます。自然再生エネルギーに一日でも早くシフトした方がいいのに、なぜこんなにごちゃごちゃしているんでしょう。デンマークでは、1970年代のオイルショックを境に、エネルギー議論が活発に行われ、「エネルギー自給率」と「食糧自給率」をあげようという結論に達しました。そして、当時 原子力発電も候補にあがり、建設計画も立ちましたが 1985年「原発は使わない」という結論に達し、その代わりに どんなエネルギーを使えばいいのか、自然再生エネルギーの可能性はあるのか、と研究や実験が進み、原発建設計画があったロラン市の岬に、「ロランはいい風が吹くから、これを利用しよう」と 代わりに風力発電所がたったというプロセスがあります。それから、風力発電だけでなく、地域にある資源を残さずエネルギーに変えていこうと、バイオマス、バイオガス施設が建てられ、車に乗るためのガソリン以外は、ほとんど石油に頼らない街になっているのです。原発問題は 1985年で終わっているというのがすごいところです。また、さらにお隣スウェーデンには 原発があるので、コペンハーゲンの近くの原発は デンマークの民意と政府の力によって停止させたのです。リスクのあるものは使わない、地域にあるのものでエネルギーを自給自足する・・・この考えがデンマークでは浸透しています。地域で作ったエネルギーの廃棄物も、最終的には肥料になって リサイクルされます。そうそう、向こうのペットボトルなのですがボトルにあらかじめリサイクル費用が上乗せさせられていて、スーパーマーケットの中に 『自動リサイクルマシーン』があって、その機械に ペットボトルを入れるとお金が戻ってくるしくみになっているのです。また、ボタンが二つ(緑と黄色)あって、緑のボタンは返金(金券として出てきて、またスーパーで使える)、黄色のボタンは「寄付」黄色のボタンを押すと、返金分が寄付に充てられます。とにかく徹底している・・・なのに、そんなに頑張っているのでもなく、むしろ楽しんでやっている・・・これがデンマーク人のエコです。エネルギーリサイクル教育ホリスティックなものの見方医療ローカリゼーションなどを、3日にお話ししますが、きっと 参加した方はびっくりすると思います!そして、そ~~かぁ そうすればいいんだよね、とすっきりとするでしょう。当たり前の考えに立ちもどれます。日本は、デンマークより30年遅れているんでしょうか?それとも、遅れを取り戻せるでしょうか?少しでも、少しでも 日本の社会に貢献していきたいです。このロラン、デンマークのアイデアを通して。。。本とDVD 出したいです! スポンサーサイト ▲PageTop